谷戦記

迅のごとく

遊戯王【純オルフェ】解体新書

【純オルフェ】構築理論について

私自身遊戯王にはマスターデュエルで復帰した身ですが、そこで使っていて試行錯誤を楽しみながらランクマを登頂できたデッキ、【オルフェゴール】について色々と紹介しておきます。

また、遅ればせながらシーズン3,4にて純オルフェにてplatinum1到達したことをまとめておこうと思い、ことここに記述しておこうと思い至った次第です。

(あめりかん:シーズン1,2ではシンクロドッペルを使っており苦しみました。だが私は諦めないぞ......!)

(???:いや、諦めなさいよ......(神の宣告))

今回は環境でよく見かけたデッキに対する見解も交えつつ、メインEXそれぞれ各カードの採用理由に随時触れます。

さらに構築の型としてオルフェゴールには強力な【スクラップオルフェ】が存在しますが、なぜそちらの型を選択しなかったのかについてものちのち触れるとしましょう。

また、今回は【オルフェゴール】に触れたことのない人でも理解できるようにゼロからの記述になっています。解体新書と謳っているので、読めばおよそオルフェのシナジーについて理解できるかと思います。

 

 

0.はじめに

ではまず最初に、一応MDシーズン4まで含めたオルフェゴールの環境における立ち位置を確認します。

オルフェゴールは...

環境下層および環境外です。チーン......(;¬_¬)

いくら10期生まれの覇権をとったデッキとはいえ時の流れは早く、いまのデッキプールにおいては環境支配者に君臨することはできないというのが正しい見解であることは認めざるを得ません。

しかし実際にはそれなりに勝つこともできますし、なによりデッキ・フィールド・墓地・除外ゾーンをくるくると回りながら粘り強く闘えるところが何とも独特な動きで私にとって気に入りました(まぁ好きなデッキなんて愛だよね)。

一味変わったデッキですが、使いこなすと奥ゆかしく芸術的なデッキです。

それでは紹介に移りたいと思います。

season3にて10連勝。鉄獣や竜輝巧を倒せたときはそれなりに嬉しかった(小並感)。
まぁこのあとHEROに負けたんだけど。ぐはぁ!

1.デッキ編成

[メインデッキ:41枚 EXデッキ:15枚]

シーズン4までに使用したデッキ構成
メイン 枚数 EX 枚数
オルフェゴール・カノーネ 1 ヴェルズ・ナイトメア 1
増殖するG 2 宵星の機神ディンギル 2
スクラップ・リサイクラ 3 リンクリボー 1
灰流うらら 3 閃刀姫ーカガリ 1
オルフェゴール・スケルツォ 2 閃刀姫ーハヤテ 1
終末の騎士 1 閃刀姫ーカイナ 1
ダーク・グレファー 1 オルフェゴール・ガラテア 1
オルフェゴール・ディヴェル 1 I:Pマスカレーナ 1
宵星の騎士ギルス 1 警衛バリケイドベルグ 1
スクラップ・ラプター 3 ユニオン・キャリアー 1
オルフェゴール・トロイメア 2 トロイメア・ユニコーン 1
星遺物ー星杖 1 オルフェゴール・ロンギルス 1
原始生命態ニビル 1 トポロジック・ボマー・ドラゴン 1
おろかな埋葬 1 アクセスコード・トーカー 1
増援 1    
閃刀起動ーエンゲージ 1    
オルフェゴール・バベル 1    
コズミック・サイクロン 3    
墓穴の指名者 2    
閃刀機ーホーネットビット 1    
抹殺の指名者 3    
禁じられた一滴 3    
無限泡影 1    
オルフェゴール・クリマクス 2    

.

2.メイン・EXデッキ主要カード紹介

※テキスト掲載が不可避なほど重要なカードには、枠線で囲ってテキスト引用をしています。また、特に重要な文章は太字にしています。参考になれば幸いです。

宵星の騎士ギルス(制限カード)

星4/闇属性/機械族/攻1800/守 0

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「オルフェゴール」カードまたは「星遺物」カード1枚を墓地へ送る。このカードと同じ縦列に他のカードが2枚以上存在する場合、さらにこのターン、このカードをチューナーとして扱う。

(2):自分フィールドに他のモンスターが存在しない場合に発動できる。 お互いのフィールドに「星遺物トークン」(機械族・闇・星1・攻/守0)を1体ずつ守備表示で特殊召喚する。

オルフェにおける最強初動。兎にも角にもオルフェゴールはまずこいつの成立を目指さなければならない。1枚で2枚の役割をこなすオルフェ内では数少ないカードです。

ギルスにより適宜、後述する星杖やトロイメアを落とし、その後ガラテアにつなぐというのがセオリーです。自身がチューナーになり得、かつレベル4であることもステータスとして申し分ありません。

 

オルフェゴール・ディヴェル(制限カード,OCGでは準制限カード)

星4/闇属性/機械族/攻1700/守1400

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「オルフェゴール・ディヴェル」以外の「オルフェゴール」モンスター1体を特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は闇属性モンスターしか特殊召喚できない。

オルフェゴール過労死枠その2(その1はギルス)。先述のギルスを引いていない場合、ほぼ100%こいつを経由してギルスをデッキから特殊召喚(以下Special SummonなのでSSと記す)するのが常道。勘の良い方はもうお分かりかもしれませんが、デッキ内の初動札となるモンスターカードであるスクラップ・リサイクラー、終末の騎士、ダーク・グレファーなどは全てこのディヴェルを墓地に叩き落すために存在しています(それだけ重要)。もちろんおろ埋をはじめ、ツイツイ(今季は投入していませんが)や一滴などで手札に来ていたディヴェルをコストにするのも基礎となります。

 

オルフェゴール・ガラテア(制限カード)

リンク2/闇属性/機械族/攻1800

【リンクマーカー:右上/左下】「オルフェゴール」モンスターを含む効果モンスター2体

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):リンク状態のこのカードは戦闘では破壊されない。

(2):除外されている自分の機械族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに戻す。その後、デッキから「オルフェゴール」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットできる。

デッキ・除外ゾーンのリソースバランス調整を行います。加えてフィールドにオルフェネームのつく魔法罠をデッキから直接セットなので、うららを貫通するのは非常にありがたいです。これで後述するバベルをセットして発動します。LS・SS時に置く位置を合わせることで戦闘破壊耐性を持つという(1)の能力は重宝するので覚えておきましょう。

 

オルフェゴール・バベル

フィールド魔法

(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、元々のカード名に「オルフェゴール」を含む、自分フィールドのリンクモンスター及び自分の墓地のモンスターが発動する効果は、相手ターンでも発動できる効果になる。

(2):このカードが墓地に存在する場合、手札を1枚墓地へ送って発動できる。墓地のこのカードを手札に加える。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

なんか書いてあることが全ておかしいカード。オルフェゴールの強さの6割はこいつが持ってます。(1)の効果によりオルフェカードのチェーン速度が一律で2に上昇するため、相手ターン中に動くことが出来ます。地味に自己蘇生できる生きた高層ビル(魔法カード)。

 

宵星の機神ディンギル

ランク8/闇属性/機械族/攻2600/守2100

レベル8モンスター×2

自分は「宵星の機神ディンギルス」を1ターンに1度しか特殊召喚できず、自分フィールドの「オルフェゴール」リンクモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。

(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。

●相手フィールドのカード1枚を選んで墓地へ送る。

●除外されている自分の機械族モンスター1体を選び、このカードの下に重ねてX素材とする。

(2):自分フィールドのカードが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードのX素材を1つ取り除く事ができる。

ガラテアやロンギルスに重ねてX召喚できる。

1ターンに1度しかSSできない縛りがあるが、SS時の発動効果➀,②どちらも非常に強力。①は対象に取らない効果なので効果対象耐性を貫通します。オルフェを知らない人だと羽箒やライストを打ってくれることがあります。

 

オルフェゴール・トロイメア

星7/闇属性/機械族/攻 100/守2000

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードはリンクモンスターとの戦闘では破壊されない。

(2):墓地のこのカードを除外し、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 デッキから「オルフェゴール・トロイメア」以外の機械族・闇属性モンスター1体を墓地へ送る。対象のモンスターの攻撃力はターン終了時まで、墓地へ送ったモンスターのレベル×100アップする。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は闇属性モンスターしか特殊召喚できない。

後述するスケルツォンや星杖、ディヴェルなどを墓地に送り込む要員。闇属性機械族ならば何でもよいです。また、スタッツ変化のためバベル発動下ならばダメージステップ(DS)中にも効果を発動でき、うららを貫通します。地味にこの打点UPがアクセス+ディンギルスのリーサル到達ラインでもあり、トロイメア使用の習熟度はオルフェ練度に直結するので覚えておきたいところです。

 

星遺物ー星杖

除外されているオルフェネームのモンスターをフィールドにSSする効果です。自身がレベル8なので、先述のトロイメアの対象とすれば場合によってはアクセス+αのリーサルに到達します。なお、通常召喚効果はほとんど使いません。

 

オルフェゴール・スケルツォ

効果はシンプルで、墓地のオルフェを対象として蘇生させます。これでガラテアやディンギルス、ロンギルスを状況によって呼び出し立ち回ります。

 

[墓地送り要因たち]

スクラップ・リサイクラー(スクラップ・ラプター)、終末の騎士、ダークグレファー、おろ埋など、とにかく上記のオルフェモンスターを墓地に叩き落すのが仕事です。

 

[閃刀ギミック]

メインにエンゲージとビットの2枚、EXにカガリ、カイナ、ハヤテの3枚となります。これはハンドからディヴェル展開ができないときや、貫通札がない場合にブラフとしてのスタートが切れるギミックです。基本的にはハンドに合わせ、オルフェ特有の制限である闇属性縛りを発動する前にユニオンキャリアーの効果を適用しディヴェルやトロイメアなどを装備させるまでがセットになります。

例として、ハンドが増Gとエンゲージだった場合の展開を記述しておきます。

(パターンは色々ありますがまずはこれを理解してみると良いでしょう。)

i)エンゲージからビット起動。

ii)ビットトークンからカガリ→効果で墓地のビットを回収

iii)カガリを素材にカイナをLS。

ⅳ)ビットを再度切る(Fのカイナefで100LP回復(オマケ))、Fにビットトークンが出る。

ⅴ)GをNS。ここでGとカイナでユニオンキャリアーをLS(地属性×2なのでリンク素材条件をクリア)

ⅵ)ユニキャリefでFのビットトークンにディヴェルを装備。

ⅶ)ビットトークンを素材にハヤテをLS。この時装備していたディヴェルが割れ、墓地に送られます。(非常に重要なポイント)

これでフィールドにユニオンキャリアー、ハヤテ、墓地にディヴェルということになり、オルフェの始動を開始することができます。

このターンユニキャリはL素材にすることはできませんが、返しのターンでマスカレーナと合わせトポロジック・ボマー・ドラゴンにして起爆テロを行うこともできます。

この閃刀ギミックは、今記述した展開が強いのはもちろんですが、通常召喚を行わずにⅳ)まで通すことができることがメリットです。ハンドにG以外のリサイクラーや終末の騎士、ギルスを抱えていた場合墓地に送るカードが単純に+1されるのでアド追加に直接つながります。また、閃刀を見せる行為から入るので、墓地送り要因たちに打たれたくない泡影やヴェーラーなんかをカガリに打ってくれた場合に非常に強く出ることができます。

強力なギミックのため、エンゲージを最大の2枚投入する構成をよく見かけますが、私は1枚にしています。ここの枚数は使い勝手次第ですので、おまかせにします。

 

オルフェゴール・ロンギルス

L3で素材にオルフェ1体は指定のカードなので、基本的にはガラテア+モンスター1体になるでしょう。リンク状態のモンスターならば何でも1体は墓地送りにすることができます。また、リンク状態ならば相手のリンクでも構わないところも強力です。この効果は優秀ですが、ガラテアと比較するとやや不器用(2枚のコストが必要)です。また、意外な効果ですが、このカードはリンク状態時に効果破壊されません。状況によってうまく立ち回れば化ける強さを持っています。

 

トポロジック・ボマー・ドラゴン

リンク4/闇属性/サイバース族/攻3000

【リンクマーカー:上/左下/下/右下】 効果モンスター2体以上

(1):このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、このカード以外のモンスターがリンクモンスターのリンク先に特殊召喚された場合に発動する。お互いのメインモンスターゾーンのモンスターを全て破壊する。このターン、このカード以外の自分のモンスターは攻撃できない。

(2):このカードが相手モンスターを攻撃したダメージ計算後に発動する。その相手モンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。

オルフェのやべーやつ。バベル発動下ならば相手ターン中でスケルツォン、ディヴェルにより最大2度起爆テロすることができます。私はトポロジック系ではボマードラゴンを採用していますが、他にもトゥリスバェナやゼロヴォロスなどが存在します。それぞれ強力なモンスターですがデメリットも一応存在するので、興味が湧いたら調べて採用するのが良いでしょう。あと単純にボマードラゴン君はレアリティがSRなのが優秀です(無課金勢)。

 

I:Pマスカレーナ

アクセルリンクしてくる女。マスカレ自体はL2なので、状況によってロンギルス、ボマードラゴンなどを出して妨害します。

 

アクセスコード・トーカー

フィニッシャー。ロンギルス+αで出す場合がほとんどです(たまにユニコーンによるバウンスを挟んで出すことがあります)。墓地リンクモンスターが闇一色に染まるオルフェでは効果を発動しづらい面がありますが、閃刀ギミックを発動しているゲーム中では2~3色あるので強く使えます。

 

3.不採用となった主流カードたち、不採用となった型【スクラップオルフェ】

ここからはあくまで私が採用していないというだけですので、オルフェを組んでみた方は自分のスタイルに合えば採用することに何ら問題はありませんのでご理解ください。

1.機巧蛇ー叢雲遠呂智(きこうじゃーむらくものおろち)

星8/闇属性/機械族/攻/2450守/2450

このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:このカードが手札・墓地に存在する場合、自分のデッキの上からカード8枚を裏側表示で除外して発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。②:EXデッキからカード3枚を裏側表示で除外し、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。

先述したトロイメアで落とすことのできるモンスターです。➀効果はフリチェなので5枚目のSSモンスターとしてBPにSSすることで二ビルを避けつつ攻撃の頭数になれたり、何かと高Lモンスターへの素材供給が限られるオルフェにおいて使い回せる有能なモンスターでもあります。ただしコストが重く、これでオルフェカードが飛ぶことはなんとしても避けたいので、ゲーム中のデッキ内の残りオルフェカードの枚数を必ず把握した上で使用する必要があります。しかしこれ自体は慣れればあまり気にならなくなります。問題は8枚飛ぶという事の本質です。8枚飛ばすことはフィールド・墓地・除外ゾーンのオルフェカードでは解決不可能な状況に陥った場合の解決札が引けなくなる可能性があるということです。具体的には一滴や指名者カードなどが飛んだ場合に相手の特定のカードを処理できなくなります。また、デッキは事故を避けるため40枚程度に基本納めますが、最初のハンド5枚を考慮すると冷静に考えて叢雲を出せるのは1ゲーム中4回が限界です。叢雲はハイリスクハイリターンなことが多いというのが現状で、結局のところ私は叢雲をピンチヒッター的立ち位置と考えています。また、昨今の遊戯王で純オルフェはワンキル力が高いとは言えず、先攻を取れても返し3T目にゲームエンドまで持っていけるかと問われたらそこは難しいというのが正しいでしょう。その結果速攻性の高い叢雲を採用するより、ゲーム自体を粘る性能のあるクリマクス2投や一滴、貫通力強化のための指名者最大枚数採用となっています。

2.オルフェゴール・プライム & 3.ドロール&ロックバード

通常魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。(1):手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、「オルフェゴール」モンスターまたは「星遺物」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。

星1/風属性/魔法使い族/攻 0/守0

(1):相手がドローフェイズ以外でデッキからカードを手札に加えた場合、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。このターン、お互いにデッキからカードを手札に加える事はできない。この効果は相手ターンでも発動できる。

オルフェではプライムがGを除く唯一のドローソースカードとなっています。しかしオルフェは制限カードが多く、プライムで捨てられるカード(ディヴェルなど)がプライムと一緒に手札に来ている確率が小さく、最悪の場合ゴミ札となってしまうため今の制限改訂ではプライムはあまり強くありません。

つまりオルフェではデッキから墓地に落とすことはあれど、手札にカードを加えるという行為が基本的にありません。それゆえにオルフェ自体はサーチしないデッキであり、相手にドロバを強く投げられるデッキになっています。しかし、シーズン4までの竜機巧を先攻1T目に止めたとして、後攻2Tでオルフェが竜機巧に対してワンキルまたは返し3Tの妨害を十分に敷けるのか?という点でそもそもオルフェは竜機巧に勝てる見込みが少ないです。正直に言って竜機巧は先攻を取れたとしても止めるのは難しく、当たったら事故みたいなものだったので割り切るしかなかったというのが現状です。また、1サーチ以降を止めてもデッキからの展開により止めきれないデッキも少なくなく、私は最初ドロバ2採用でしたが最終的に全て抜ける形になってしまいました。マスターデュエルリリースから日も浅く、エルドや閃刀姫が流行っていたこともあり、後続を断つ意味ではコズミックサイクロンやクリマクス等の除外除去の方がよほど有効だったことをここに記しておきます。

 

【スクラップオルフェ】

これはスクラップワイバーン、星鍵士リイヴをEXに投入し、先攻でのモンスター展開数を爆発的に増やして高Lのアポロウーサ成立までを純オルフェに加えた動きが可能になる型です。はっきり言って最終盤面は純オルフェを遥かに凌ぐ盤石な布陣と言っていいでしょう(だから一定数使用者がいます)。その分メインデッキにスクラップゴーレムやスクラップキマイラ、星遺物を継ぐものなどを混ぜる必要があります。初動の比較としてはNSに加えSSもできるハンドであれば貫通可能ですが、結局のところリサイクラーNSから入るのが常道でそこを止められた場合苦しいのは純オルフェとあまり変わりません。化石調査によりギラザウルスを引いてくるという手段もありますが、ニビルケアが苦手なのはスクラップも純も抹殺次第で変わりません。ですのでターンを返すラリーができるという点でも純オルフェを選択しました。また純オルフェは素引きして弱いカードを入れる枚数が少ないのもメリットだと考えています。

 

4.終わりに

お疲れさまでした!

ここまで読んでくれてどうもありがとうございます(感謝感激雨霰)。

色々と頭がパンクしそうな人もいるかもですけど、基礎は伝えられたと思います(やや応用まで詰め込んだ気もする......)。あとはまぁ実際組んでみるとか、他の人のサイトや動画等を見に行って準備するのもいいと思います。

 

さて、余談ですけど研究室とかが一段落したらオルフェの入門動画を作ってみようと思ってます。余力があるといいんですけど、そこはそれ、頑張ってみるか的なアレです。

次はシーズン5以降の話になりそうです(現在マスターデュエルシーズン6開幕直後)。

 

それでは失礼します。

 

水無月初旬 あめりかん